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Yuma Yoshimura solo exhibition “reflection in a squall”

東京・馬喰町の新ギャラリー「TAKU SOMETANI GALLERY」にて

byHidenori Matsuoka

薄いアルミニウムの板を木枠に貼り、その表面を繊細な線描で削り、 モノトーンで彩色する事で丹 念に自身を刻み込むように描き出した作品を一貫して制作するYuma Yoshimura。

美術大学では版画を専攻し、主にアルミ板を版に用いていたが、「描いて削る」という行為から、完成された版そのものの方が力強く物質的にカッコイイという独自の直感に従いアルミ板自体をタブローとしている。今回の個展では、作家にとって新たな試みになる、事実から成り立つフィクションを描いており、本展はその新しいシリ ーズ最初の個展となります。 過去また現在の記憶。その言語化と描画の往き来によって創られた作品は、観る者にも自身の物語の誘因となるかもしれません。
アルミニウムは磨く事により可視光から赤外線や紫外線を含む電磁波、熱線まで様々な放射エネルギーの反射率が非常に高い特性を持っています。Yoshimura が直感的にアルミ板を選んだのも偶然では無いのかもしれません。

また、下記日程にてYuma Yoshimuraと縁が深いアーティストHAMADARAKA(ハマダラカ)のお二人をゲストに迎えトークイベントが開催されます。

日時:11月3日(土) 18:00~19:00
場所:TAKU SOMETANI GALLERY
ゲスト:HAMADARAKA
入場料:無料

Yuma Yoshimura
www.yumanizumu.jp
1980 年東京生まれ。多摩美術大学絵画学科版画専攻卒業。主な個展に「In-to-You」(A Word of Art、南アフリカ・ケープタウン、2011 年)、「The Burning Silence」(Montana Gallery、スペイン・バルセロナ、2013 年)、「beyond the shapes」(Calm&Punk Gallery、東京、2017 年)がある。また、 2018 年3月には個展「まぎれこんでしまえば-magirekondeshimaeba」(QUIET NOISE、東京)、アーカイブ展「逆走 -gyakusou」(Basement GINZA)を二か所同時開催。黒や白を基調とした色彩で丹念に描き出される平面作品は、我々 の日常生活における不確かさや混沌といった感覚を反映している。

HAMADARAKA (ハマダラカ)
http://hamadaraka.tumblr.com
有園絵瑠と有園絵夢による双子の絵描きユニット。東京を拠点に、マガジン、アパレルブランド、映像、CDジャケットのアートワーク・デザイン、壁画等を数多く手がける一方で、ドローイング、ペインティング、人形、オブジェなど様々な作品を精力的に制作。近年では、ニューヨーク(アメリカ)、ロッテルダム(オランダ)、デン・ハーグ(オランダ) 、台北(台湾)、ベルリン(ドイツ)、デュッセルドルフ(ドイツ) 、モンス(ベルギー)、ブリュッセル(ベルギー)、パリ(フランス)、マルセイユ(フランス)、セット(フランス)、ナント(フランス) 、ブラジリア(ブラジル)、オアハカ(メキシコ)などの展覧会や滞在制作にも参加し、国内外で積極的に作品を発表。2016年にはブラジル/ブラジリア国立美術館にてグループ展、滞在制作を行う。作品集『YAUYAUPARAISO』(ERECT lab. 2013年)を出版。現在、渋谷 のDIESEL ART GALLERYにて個展 EDENDORDORADO (エデンドルドラド)―楽園の物音― を開催中です。https://www.diesel.co.jp/art/hamadaraka/


展覧会名:「reflection in a squall」
作家:Yuma Yoshimura
会期:2018年10月16日(火)- 11月16日(金)
時間:13:00-19:00
会場:TAKU SOMETANI GALLERY
東京都中央区日本橋馬喰町2-4-1
Bakurocactus 4F
入場料:無料

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