CO:LABS LIVE
完全招待制のイベント「CO:LABS LIVE」第一弾で、USUGROWやSeihoなどのアーティストが登場
インスピレーションにあふれた、一夜限りのコラボイベント開催
「未知への好奇心」、「想像を超える発見」、「新たな自分への挑戦」をテーマに、最先端のクリエイションを体現し続けるアーティストやカルチャーを発信する、オンライン型のプラットフォーム「CO:LABS」が主催する完全招待制のイベント「CO:LABS LIVE」。
記念すべき第一弾となった今回、テーマとなるのは異分野で活躍するアーティストたちが予測不能な化学反応を起こす、一夜限りのコラボレーションだ。選ばれた2組のスペシャルユニットが織りなす、新たなパフォーマンス。そんな創造性とインスピレーションに満ち溢れた空間、その一部始終となるイベントの模様をレポート形式でここにお届けする。
TEXT: Yuho Nomura
PHOTO: Shingo Goya
会場となったのは、東京・青山に構えるラグジュアリーな商業施設。その一角となるフロアを「CO:LABS LIVE」仕様に演出。サイケデリックな雰囲気漂うDJブースやアーティストのライブパフォーマンススペース、さらには贅沢なフードが連なるブースもラインナップ。まさに五感すべてで刺激を受けられる空間だ。イベント開始となる19時を迎えると、事前に招待を受けていたインフルエンサー、モデルなど豪華な面々が次々と来場。オープニングDJを飾ったのは若者に大人気の気鋭バンド「DATS」の主軸メンバーであるMONJOE。ロケーションと見事にマッチした心地よいセットリストで会場内は徐々にヒートアップ。そしてMC MAMUSHIの軽快なトークによってイベントの全容がアナウンス。この後に待ち構えるスペシャルなパフォーマンスに関しても巧みな話術で盛り上げてくれた。
カリグラフィーアーティスト USUGROW xビートメイカー Seiho
そしていよいよ最初のパフォーマンスとなる、カリグラフィアーティストのUSUGROWとビートメイカーのSeihoによるコラボレーションステージがスタート。Seihoによるエレクトロニックミュージックを軸とした圧巻のDJプレイ。そのすぐ横でUSUGROWが、カリグラフィによるライブペイントを展開。普段であれば決して交わることのない、異ジャンル同士のクリエイションが見事に調和し、その貴重な光景を目の当たりにしたオーディエンスは大盛り上がり。
エレクトロ・ミュージック・アーティストmachìna x クリエイタークルー MES
そして続いて登場した二組目のユニットは、このイベント翌日に新作EPのリリースライブを控える話題の韓国人アーティスト、machìnaと東京藝大出身の若手クリエイタークルーMES。音楽面を担当したのは、モジュラーシンセサイザーを駆使しながら、新曲を中心に独特の世界観を表現したmachìna。小さな身体全身で音を浴びるようにパフォーマンスする彼女に目を奪われつつも、そのステージを彩った会場内に散りばめられたサイケデリックな蛍光テーピングのインスタレーション。さらにはmachìna氏の頭上に映し出されたレーザーアニメーションによって音とシンクロする空間装飾を手掛けたMES。両者の才能が遺憾無く発揮された異色の取り組みが、異空間へと誘っているようにも感じられた30分間。音が鳴り止むと、万雷の拍手が贈られた。イベントの最後には、USUGROWが壁面に描いた壁面のアートに埋め込まれた、取り出し式のボックスが、来場者全員にギフトとして配布された。
探求者たちによる遊び場としてスタートした「CO:LABS」が、そのクリエイションを最大化させる第一弾として試みた「CO:LABS LIVE」は、出演者となるアーティストはもちろん、来場者たちにとっても、新しい時代の創造性を育む上で不可欠なインスピレーションを得られた価値ある一日となったはずだ。そして「CO:LABS」が次へ繋げていく今後のコンテンツにも是非注目してほしい。