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SHURE Living with music – feat. Ovall

音楽と共にある生活、Ovallが薦めるイヤホン

1925年にアメリカ・シカゴで創業し、マイクロホンをはじめ、モニターシステムやヘッドホン、イヤホンなど、その多岐に渡る製品のすべてにおいて、「限りなく原音に忠実な音」をコンセプトに掲げ、世界中のユーザーから愛されている音響機器メーカーSHURE(シュア)。
今回はそのSHUREの製品の中から、現代のライフスタイルに欠かせないアイテムといえるイヤホンを紹介したい。

リコメンドしてくれるのは、揺るぎない音への拘りを持つOvall。ミュージシャンであると同時に、数々のアーティストのプロデューサーとして活躍する彼らに、SHUREの高遮音性イヤホンの魅力について語ってもらった。

Photo: Daisuke Suzuki
Interview: Hidenori Matsuoka

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——みなさん、SHUREのイヤホンを普段から愛用しているそうですが、どのモデルを使用していますか? 音質などはいかがですか?

関口シンゴ 僕は最初に「SE535」を買いました。それはリスニング用というよりもレコーディングの時に使っています。音漏れも無いのでアコースティックギターを録音するのに良いですね。繊細さや空気感とかも感じられて凄いなと思います。ライブの時にもイヤモニとして使っていますね。そして普段使いでは「SE215」を使っています。「SE215」は音のまとまりがあって、耳も疲れないし移動中などに聞くのにちょうど良いと思います。低音が太くて音にガッツがある気がしていて、電車の中とかで聞いても手応えあるなっていう印象です。
Shingo Suzuki 僕もいろいろ試した後に「SE215」を2つ買いました。通常モデルとスペシャルエディションのブルーです。通常のモデルよりスペシャルエディションの方がベース(低域)が大きめなんですよね。もっと上位機種を選ぼうかなとも思ったんですけど、用途としては普段使いが多いのと、現場のイヤモニ環境で使いたかったので、あまり音の分離が良くてワイドすぎると疲れちゃう印象があったんです。現場では周りの環境も音が大きいので、ベースが太めのスペシャルエディションを使っていて、日常では通常モデルの「SE215」です。
mabanua 僕も最初に「SE535」を使っていました。「SE535」はBA型(バランスド・アーマチュア)でドライバが3つあるんです。BA型は音としては迫力が無いと言われている方式というか、いわゆる低音がズンズン出るとか、高音に躍動感があるなどと表現されるモノの逆なんですが、代わりに分離がすごく良くて、音ひとつひとつがくっきりしているんです。それが「SE535」のすごく好きなところですね。ジャズやクラシックなどのジャンルは「SE535」で聞きたいです。ただ、BA型ではなくダイナミック型に戻りたくなることもあって、そのときに「SE215」を選びました。ダイナミック型はいろんなメーカーが多く出していますが、どれも“ドンシャリ系”のものが多いんです。でも「SE215」はすごく低域がタイトなので、ダイナミック型特有の嫌なところがなくてバランスがすごく良いと思いました。

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Shingo Suzuki

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関口シンゴ

181128-57_webmabanua

——みなさんかなり詳しいですね。流石の一言です。音質以外にはいかがですか?

mabanua SHUREは遮音性がダントツで良いし、フィット感も抜群に良いと思います。レビューとかを見ると、イヤパッドをキュッと縮めて耳に入れるのが面倒くさいとか書いている人がいたんですが、そのくらいの事も出来ない人は良い音楽を聞こうとしちゃダメだと思いますよ(笑)。密閉されるとどれだけ良い音が聞けるかということなんです。結局、外部の音が入りすぎると、音が良いかどうかも分からなくなってしまうんですよ。
Shingo Suzuki SHUREのイヤホンはワイヤードやワイヤレスに付け替えられるのが良いですね。
関口シンゴ 制作の現場で、みんながどんなのを使っているのか気になるんですけど、「SHUREいいよ」って言う人は多いですね。

——では最後に、ここ最近活動が活発な印象がありますが、Ovallとしての近況を教えてください。

関口シンゴ 最近は、現在公開されている映画『ハード・コア』の音楽を担当しました。そのエンディングテーマで使われている「なだらかな夜」という曲をリリースしたばかりです。そして今は次の制作に入っています。来年早々にはリリースしたいですね。
Shingo Suzuki 今年はフェスなど、いろいろなところでライブ出来たので良かったですね。新しい制作もしたいので、これから少しずつ制作のほうにシフトしたいと思っています。
mabanua 2017年の活動再開からは、自身の制作とプロデュース業のバランスを取りつつ出来ていますね。プロデュースが忙しいからOvallの活動がストップするというのは違うと思うので、そのあたりは肝に銘じつつ、来年はもっとスピードアップしてやっていきたいですね。

181128-172_webSHURE SE215 Special Edition
スペシャルエディションとしてのチューニングにより、通常モデルよりも厚みのある低域を実現した「SE215 Special Edition」。最大限に音楽を楽しむ事ができるだろう。トランスルーセントブルーとホワイトの2色展開。
〈SE215 Special Edition〉 11,800円~18,380円
(税抜・オープン価格)

181128-180_webSHURE SE535 / SE215
インタビューに出てくる「SE535」(左)と、通常モデルの「SE215」(右)。ユーザーそれぞれにフィットするイヤパッドは長時間の着用でも快適に使うことができる。「SE215」は写真のクリアーの他にトランスルーセントブラックもある。
〈SE535〉 49,800円~59,800円
〈SE215〉 11,800円~18,380円
(税抜・オープン価格)

今回紹介する「SE215」は、SHUREイヤホンのラインアップの中ではエントリーモデルに位置するが、高遮音性や人間工学に基づいた装着性など、SHUREイヤホンの上位機種の基本性能をすべて備えている。また簡単に取り外しができる着脱式ケーブルなのも大きな特長。Bluetooth4.1対応ワイヤレスケーブルをはじめ、ライトニングケーブル、USB-C対応ケーブル、3.5mmステレオミニプラグ接続のiOS/Androidに対応するUNIケーブルも発売されているので、イヤホン本体はそのままに、ユーザーのライフスタイルに合わせてカスタマイズが可能だ。ワイヤレスでさらに良い音を求める人にはBluetooth5.0対応のプレミアムワイヤレスケーブルもある。一度使ったら病みつきになるほどおススメなので、ぜひ試して頂きたい。

SHUREイヤホン情報はこちら
https://www.shure.co.jp/go/listening/jp/

Ovall
Shingo Suzuki(ベース)、mabanua(ドラム)、関口シンゴ(ギター)によるトリオバンド。2018年、FUJI ROCK、RISING SUN、GREENROOM、Sunset Liveといったフェスに多数出演、台湾での単独公演も成功させる。また、映画「ハード・コア」の劇伴やエンディングテーマ「なだらかな夜 feat. Gotch」、テレビ朝日系ドラマ「dele」の劇伴にも参加。メンバー個々の活動もより活発化する中、お互いのスキルを持ち寄るかたちで“Ovall”という個体は日々スケールアップしながら回り続ける。