ジョン・ドーヴ&モーリー・ホワイトによる日本初の個展が「DIESEL ART GALLERY」にて開催
〈DIESEL〉が展開する渋谷のアートスペース「DIESEL ART GALLERY」にて、パンクムーブメントを語る上で避けては通れない最重要アートユニットJohn Dove & Molly White(ジョン・ドーヴ&モーリー・ホワイト)による日本初となる個展「SENSIBILITY AND WONDER」が開催される。期間は8月25日(金)から11月9日(木)まで。
現代のストリートファッションの主役であるTシャツカルチャーを語るには外せないのが1968年という年。その年にジョン・ドーヴとモーリー・ホワイトの2人がロンドンに構えたアトリエで「WONDER WORKSHOP」名義でフルグラフィックのプリントTシャツを製作したことを起源に、Tシャツにグラフィックを落とし込むという今じゃ当たり前のカルチャーは世界的な流行となっていったのである。その後彼らはパンクムーブメントの提唱者であるVivienne WestwoodやMalcolm McLaren、Sid Vicious等といったアーティストやデザイナーたちにも影響を与え、ポップアート/ダダ/シュルレアリスム/ロックンロールといった全てのイメージをミックスし、社会で起きる動きに即応したメッセージを表現して身に付けることを可能にした彼らの作品は、1970年代のストリートファッションのアイディアソースとなりパンクファッションの起源となっていったのである。
今現在でも自らコンピューターを自在に活用し、精緻なドローイングと技術に裏付けされたプリントを製作し続けるジョン・ドーヴとモーリー・ホワイトの2人。今回「DIESEL ART GALLERY」にて開催される「SENSIBILITY AND WONDER」では、彼らが過去に歩んできた時代と同時期に過ごした人物や出来事を振り返りながら、1960-70年代に生まれた現代アートとファッションの手法、今では当たり前になったアイデアの起源をスクリーンプリントとコラージュ、そして映像を通して遡るとのこと。会期も長いので、彼らのことを知る方も知らなかった方も是非足を運んでみてはいかがだろうか。詳細はこちらより。