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81BASTARDSのYoshi47による個展「Internal Nature」&「#無料欲望」が2ヶ所同時開催

byKentaro. H

かつてアメリカ・サンフランシスコにてメッセンジャーとして活動していたという経歴も持ち合わせ、現在ではアーティスト集団の81BASTARDSの一員としても知られるペインターのYoshi47が、6月に三軒茶屋と青山にて2つの個展「Internal Nature」と「#無料欲望」を2ヶ所同時開催する。

 

三軒茶屋で開催される「Internal Nature」の会期は6月1日~6月30日の1ヶ月間。青山で開催される「#無料欲望」の会期は6月3日~6月18日の約2週間。青山で開催される「#無料欲望」では、先着300名でこのエキシビションのためにYoshi47氏によって書き下ろされた全300ピースのステッカーを展示、来場したゲストに無料で配布されるそうなので、気鋭アーティストの作品を無料でゲットできる貴重なこの機会をお見逃しなく。

 

各エキシビションの詳細は以下の通り。

 

「Internal Nature」
会期:6月1日(木)~ 6月30日(金)
オープン時間:
月-金 19:00 – 29:00
土 12:00 – 29:00
日 12:00 – 24:00
会場:Space Orbit Gallery
住所:東京都世田谷区太子堂5-28-9 B1F
Tel:03-3411-3810

 

Opening Party
6月2日(金)18:00-22:00
料金:¥1,000

 

http://bar-orbit.com/gallery/internal-nature/

 

Yoshi47氏からのコメント:
今回の展示は、何か深いコンセプトがあって、これを表そう、あれを見せたいっていうような感じではなく、田舎に引っ越してから普段何気なく作っている作品をそのまま見せるといった感じでしょうか。強いてタイトルをつけるならば『中の自然と外の自然』。いかんせん田舎に住み始めると、とことん自分の内側と外側にある自然との関わり合いで、必然と『素直』にならざるおえない環境に惹きこまれていきます。そんな中に感じたものや、作ったものを通して、皆さんが自由に僕が日々感じてきたことを間接的に感じてもらえたらと思っています。今回この展示のためだけに作った12枚の水彩画なのですが、これらは毎月に感じたこと、季節柄もそうですが、時勢や自分の人生における味覚を付け加えたという感じでしょうか。1月から12月までの移り変わりも一度見てもらえたらと思っています。何かに到達というようなテーマではなく、何かに到達するための途中の表現なのではと。今回は今までの展示とは違い、肩の力を抜いた感じになっているのではと思っています。

 

 

「#無料欲望」
会期:6月3日(土)~ 6月18日(日)
オープン時間:
火-金 12:00 – 20:30
土日祝 11:00 – 19:30
クローズ:月曜日
場所:Manhood Gallery
住所:東京都港区南青山3-10-12 B1F
Tel:03-6432-9775

 

http://manhood.jp

 

Yoshi47氏からのコメント:
人っていうのは『欲望』がないと生きてはいけない。『生きる希望=欲望』と言っても全く過言ではないほど、欲望というものは人が生きる上でとても大事な役割を担っていると思う。アメリカにてメッセンジャーをしていた時、貧しさがゆえに自分の欲望を抑え、日々のコストを削減しようとするが、内なる欲望は黙っちゃいない。欲望を満たすためなら、死をも覚悟で人間は動く。一旦、欲望を自由に動かせるツールを手に入れると、人間は幸せを手に入れることができ、生きる希望を手に入れることができる。

 

今までも『欲望』という意味合いを持ったタイトルで幾度か個展を行ってきた。新宿Atmosでの『Seven Suns』や、いろいろなギャラリーで行った『Monsters in your mind』がそうかもしれない。今回は、そんな人間の欲望を掻き立てるために全300作品を『無料』にすることを決めた。理由は一つ。欲しいと思ってくれる人が「早く行かなきゃ無くなる!」「早く行けば自分の好きな作品が無料でもらえる!」「やばい!欲しい!すぐ行く!」などなど色々な想いを巡らせて競うように来てくれるからである。時間制限があり、欲しい物が無料であることに対して、人間は最大限の『欲望』を生み出すのであると確信している。エロ動画だってそうだ。お金を払ってまでエロ動画を見るだろうか?人間の欲望は『無料』という言葉に翻弄される運命なのではないかとも思う。

 

そんな人間の欲望を浮き彫りにさせ、今回は五次元においてインタラクティブなアート感覚をお客さん自身に感じてもらいながら、小さな欲望を満たしてもらえたらと思っている。