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WET PAINT “TOKYO” by Persue

“BUNNY KITTY"で知られる、ストリートアートのパイオニア。

byRyosei Homma

西海岸のグラフティカルチャー、スケートカルチャーのパイオニアである「Persue」。今日のユースカルチャーに多大な影響を与えた彼の初期作品は、スケートボード産業を取り巻くストリートカルチャーの美学を先取りしている。そんな彼が30名以上のアーティストを引き連れて合同エキシビション『WET PAINT “TOKYO”』を開催する。今回は、作品の展示のみでなくオープニングレセプションとPersueとWaneを招いてのトークショーも行われる。

開催にあたり、HIDDEN CHAMPIONに送られてきたメッセージを下記に紹介する。




 
アーティスト Persue (パースウェー)は、彼のファイン・アートのため明確な方向性を見い出そうと2014年にブルックリンの街へと移り住んだ。彼の描くレター、そして有名なキャラクターのバニーキティの両方で、インターナショナルなグラフィティ・アート・シーンで絶大な指示を集めていた Persue。その分かりやすいアプローチは数々のプロジェクトへと影響していった。その1つはレッド・フック・スタジオへと通勤している時に閃いたものだった。地下鉄を待っている間、Wet Paint (ペンキぬりたて)と書かれたサインに Persue は特に興味を惹かれた。これらのサインは赤い太字の書体で容易に認識が可能であったのだが都市の風景にとけ込んでしまってほとんど注目されていなかった。ニューヨークシティの地下鉄を運営する機関がこのサインを特別に作っていたものだと後で Persue は知る事となり、ニューヨークで誕生し更に大きく繁栄していったグラフィティ・アートムーブメントの舞台となった場所にあったそのサインがとても貴重なものだと彼の瞳には映った。それはまさしくグラフィティ・アートの象徴となるためそこにあったかのように思えた。彼の Wet Paint の活動において、Persue に協力する者達はすべて象徴的なこのサインをキャンバスとして利用することにより、グラフィティ・アートとサインとの相互作用を学ぶ。その過程を経てそれぞれのオリジナルの作品は、ストリート・アートやグラフィティ・アートの歴史そのものへ姿を変えていく。
      
  

生きる伝説「Persue」と豪華なアーティスト勢の作品を楽しめるのは、またとない貴重な機会。ぜひ足を運んで欲しい。

WET PAINT “TOKYO” ORGANIZED BY PERSUE
DC PRESENTS
会場:Basement GINZA
住所:東京都中央区銀座4丁目3−5 Ploom Shop 銀座店 B1F
会期:3.22(FRI)-3.31(SUN)

オープニングレセプション
会場:Basement GINZA
日時:3.22(FRI)
時間:6-9pm

アーティストトークショー
会場:Basement GINZA
ゲスト:Persue、Wane
日時:3.23(SAT)
時間:6pm

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