半蔵門〈ANAGRA〉で、東京を拠点に活動するアーティスト「HARIYA SHINNOSUKE」のソロエキシビションが開催。自身が影響を受けた漫画やアニメから着想を得て、鉛筆で細部まで仕上げる精密画が特徴的なその作風は、硬派でありながらポップとキャッチーを兼ね備えている。今回の個展では、2014年頃からライフワークとして続けてきたキャラクターの「手」が並ぶ。彼の言う「WORLD」とは彼自身の中身であり、それを作り上げるのがアニメやキャラクターと語る。全世界に巻き起こった未曾有の事態で延期を余儀なくされ未だ続く混沌の中だが、ANAGRAとしてリスタートの個展を場の雰囲気とともに是非生で体感していただきたい。
-statement-
漫画・アニメ・映画・ゲーム等の空想上のキャラクターは、それらを鑑賞した時やプレイした時、確かに自分の頭の中に存在していた。
もはや彼らは、自分にとってリアルな存在だったと言える。
彼らにリアリズムという表現方法で、本来見えなかった毛や皮膚などの質感を持たせ存在感を与えることを試みた。
“We Are The World” by HARIYA SHINNOSUKE
会場:ANAGRA
住所:東京都千代田区平河町1-8-9 B1F
会期:7月3日(金) – 7月12日(日)
時間:15:00 – 22:00(祝日14:00 – 21:00)
お問い合わせ:anagratokyo@gmail.com
針谷慎之介/Shinnosuke Hariya
ストリートカルチャー、ジャパニーズカルチャー、漫画、アニメ、ゲーム、映画などから着想を得て、主に鉛筆を使用し作品を制作。国内外で展示に参加する。そのほか、アートワークの提供や、イギリス、アメリカでシルクスクリーンプリントの販売を行なっている。