HAROSHIが日本国内での個展をNANZUKAにて開催
もはや世界的なアーティストとして注目を集めているHAROSHI。ここ数年はニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンなどでの展示が多く、国内でその実作品を見る機会は少なかったが、今回、渋谷にあるギャラリー「NANZUKA」がHAROSHIの個展『GUZO』の開催を発表した。
スケートボードデッキの廃材を使った一点モノの彫刻作品を制作するHAROSHIには、キース・ハフナゲルをはじめとする世界的なトップスケーターがファンとして名を連ねるのをご存知の方も多いだろうが、今ではスケートボード業界の垣根を越え、現代アートとしての評価も高いのだ。
デッキの廃材をレイヤー状に積み重ねてブロック状にし、そこから造形を削り出すというHAROSHIならではの手法。それは一般的なリサイクルというものではなく、スケートボードへの個人的な愛情から突き動かされる“救済”とも呼べる行為だ。今回の展示では、それら“救済された”スケートデッキから生み出された20点以上もの彫像群に加え、クォーターランプ形状のインスタレーションも発表されるという。久々となる日本での新作発表には、世界中が注目することは間違いない。オープニングレセプションは4月22日(土)の18:00から20:00まで。これは絶対に見逃してはならない。